夏になると世界中の女の子たちが夢中になるファッションがあります。
「ヒッピーファッション」
頭にバンドを巻いたり、色鮮やかな刺繍の入った服やジーンズを身にまとっている女の子をよく見かけると思います。
日本でもちょうど春頃に、フレアデニムやバギーパンツといったヒッピーファッションにかかせないアイテム流行りました。
現在のヒッピーアイコンといえばこの人ではないでしょうか。
ニコールリッチー。
彼女はファッショニスタとして世界中から注目を集めています。
彼女がよく着ているこのスタイルこそがヒッピーファッションなのです。
カラフルでいかにも夏っぽいこのスタイル。
しかし実は世界の歴史を動かした大きな社会現象から生まれたファッションなのです。
60年代、アメリカを中心に世界中で近代の政治や社会などへの疑問が生まれ、
自然を愛しありのままの姿で生きる「ラブ&ピース」の理想を掲げ、一つの対抗文化を生み出します。
ヒッピーとは音楽、ドラッグ、ファッションなど融合した60年代後半最大のサブカルチャーでした。
上に載せたBeatlesの曲は60年代後半を象徴する曲として有名です。
アニメに出てくる映像がカラフルで自由きままな、ヒッピー風であることにお気づきでしょうか?
このような背景の中で「自分を象徴するもの」として若者文化の中でヒッピーファッションが流行したのです。
また、当時アメリカでのヒッピーアイコンはジャニス・ジョプリンという女性フォークシンガーでした。
ジャニスはヒッピー達から絶大な支持を受けていましたが、
彼女自身がドラック中毒になり27歳でこの世を去りました。
ヒッピーアイコンであった彼女の死だったり、
理想ととてもかけはなれた現実を目の当たりにした若者たちは自分たちの社会に戻っていくようになりました。
これがヒッピ―の最後といわれています。
私達が住む現代ではそのファッションが歴史と関係なく、おしゃれでかわいいから流行っているのかもしれません。
ただ、ちょうど社会が混沌としている今は60年代の社会と何か通じるものがあるような気がします。
yuihttp://history.fashion-press.net/hippiefashion.htm
http://www.youtube.com/watch?v=JOO8-Jp-xsg
http://florahana.jugem.jp/?eid=52
http://matome.naver.jp/odai/2126501672096166701/2126507389896643403
http://londonmrs.blogspot.com/2011/01/taking-woodstock1.html